バンコクでレディーボーイと喧嘩した話。
みなさまお久しぶりです。
久しぶりに執筆欲が出てきたので5年ぶりに記事を書こうかなと思います。
2023年の話なのでうろ覚えですがお許しくださいませ。
発端
時は遡ること2023年9月、大学四年生の秋である。私はずっと行きたいと考えていたタイに、友人とともに降り立っていた。目的は当然であるが「夜遊びを満喫すること」である。
しかし、私たちはタイの土地勘も繁華街のアレコレも何も知らない状態である。
となれば当然である。ドンムアン空港に降り立つやいなや、私と友人はバスの待ち時間で「タイ 夜遊び 攻略」といったワードでネットサーフィンに興じるのであった。
さて、皆様はタイには「レディーボーイ」が存在することはご存知であろうか。見た目は女性、しかし竿はついているという存在。簡単に言うところのトラップである。中には「工事済み」で竿すらついていない人もいるそうな。もう女性じゃん
ウキウキでタイに来たのに竿付きと遭遇してトラウマを植え付けられてしまってはたまったものではない。中には竿がついていた方がお得と考えるコア層もいるらしいが、私にそんな趣味はない。レディーボーイはなんとしても回避しなければならない存在である。必死にレディーボーイの見分け方を調べながら私たちはバンコクに向かうのであった。
バンコク到着~夜の街へ~
バンコクに到着する頃には夕方になっていた。
ジメジメとした暑さの中、私たちは「ナナ」に向かって颯爽と歩きだした。いざ夢の国へ、である。
バンコクには様々な歓楽街が乱立しているが、私たちがピックアップした「ナナ」というエリアには「ナナプラザ」という有名なゴーゴーバーが密集した大きな建物がある。レディーボーイだらけのお店もあるそうだが、ネットで優良店を調べ上げていた下準備が完璧な私たちは「レインボー4」という店に入店した。
レインボー4、それは夢の国
扉を開けて、一瞬で私たちは理解した。「ここが本当の夢の国」であると。
まず目に入ってくるのはステージ上に無数に立っている水着のお姉さんである。特に何をするわけでもなく、彼女たちはただただ立っている。日本では見れるわけがない景色を目の当たりにし、私は忘れかけていた少年の心を取り戻すことができた。ありがとうバンコク。
さて、ここで軽くではあるがゴーゴーバーについて解説しよう。
ゴーゴーバーとは、水着や裸のお姉さんがステージの上に立っているタイプのバー、である。客は席で彼女たちをを見ながらお酒を飲むことができる。気に入った子がいれば横に呼び、キャバクラスタイルで二人でお酒を飲むことができたりもする。更にお金を払えばペイバー(女の子をホテルに連れ出すこと)も可能である。
閑話休題。
着席するやいなや、ひとしきりお姉さんを物色した私たちは、女の子を横に呼び出し、お酒を飲み始めた。卓では女の子と謎の四目並べ?のようなゲームをしてボロ負けしたり、拙いながらも英語で会話をしたりと、そこでは和やかな空気感が流れていた。
ひとしきり場を楽しんだところで「そろそろペイバーするかな」などと友人と話し、私は女の子に「ペイバーはいくら?」と尋ねた。
女の子「4000バーツ」
誤算である。大貧乏学生だった私たちは、2000バーツ(約8000円)程度しか払う気がなかった。
予算の倍を払ってしまっては翌日以降の夜遊びができなくなってしまう。
タイでは値下げ交渉が肝心との記事を読んでいたため、15分ほどベタベタしつつ値下げ交渉を行ったが3500バーツまでしか値下がりせず。
グダグダしていると、ゴーゴーバーのヌシみたいな雰囲気のおばさんに女の子たちは連れ去られ、私たちは、席に置き去りされてしまうのであった。
退店~立ちんぼチャレンジ~
置き去りにされて「つまんな」となった私たちは即座に退店を決意し、会計を済ませて外に出た。作戦会議の時間、である。
私たちが使える予算は2000バーツ。この予算内でなんとか女の子を捕まえたい。私たちに残された選択肢は二択であった。
「クラブに行く」か「立ちんぼに声がけをする」である。
クラブに行けば無料で女の子を捕まえられるかもしれないが、友人と私にはホテルの部屋が一室しかなかった。「どちらが部屋を使うかでモメそう」「立ちんぼ探しって宝探しみたいでおもしろい」といった理由で私たちは立ちんぼを発掘することを決意、ナナ周辺の立ちんぼを物色し始めた。
しかし、「夢の国」と「路上」には圧倒的なクオリティ差があった。ナナプラザの道沿いには立ちんぼらしき女性がたくさん立っているものの、目が肥えてしまっている私たちの目には全てが石ころ同然である。
良さげな立ちんぼを探し当てるのに難航していると、不意に友人が立ちんぼの女性に話しかけられた。振り向くと、そこには3~40代の女性どう見てもおばさんに友人が口説き落とされている姿があった。熱意に負けた友人は、ホテル代込1000バーツという破格すぎる値段まで価格交渉を行いおばさん女性に連れ去られてしまうのであった。
邂逅
一人ナナの街に取り残された私は、諦めモードではあるが、同じ道をウロウロしながら惰性で立ちんぼ探しを続けていた。すると突如、さっきまでいなかった金髪長身美女が路上に現れた。チャンスである。この機を逃すわけにはいかないと、走って美女の前に向かい、私は彼女に話しかけた。
私「何してるの?」
女性「何もしてないよ」
私「そっか、暇ならホテル行く?」
女性「2000バーツ」
私「(たけえな)1500バーツしか持ってないんだけど、それでもいい?」
女性「いいよ」
あまりにもすんなりと立ちんぼ確保&値下げ交渉が終わり、ウキウキで私は女性に手を差し出した。そこで私は1つ目の違和感に気づくことになるのである。
違和感
そう、彼女は手がゴツゴツしていた。
「戻るなら今だ」「このチャンスを逃していいのか?」相反する想いが自分の中で渦巻く中、私は歩みを進め始めた。
自分(178cm)と彼女(ヒール込)の目線が同じなこと。よく考えたら声が低いこと。メイクが濃すぎること。うっすらと腕毛が生えていること。
ホテルに向かって歩くさながら、立て続けに違和感に気づいてしまった私は、意を決して聞くこととした。
私「この街ってレディーボーイ多いらしいね~」
女の子「そうだよ~、私ラオス出身なんだけど、レディーボーイになるためにタイに行く人もいるくらい」
私「へえ~~~(お前もその一味じゃないんかい)」「ちなみに君は女の子?」
女の子「私はホントに女の子だよw」
私「よかった、なら安心だね」
安心できるわけがないが、本人がそう言うのでは仕方がない。適当に会話を交わしながら私はホテルの前に到着した。そこで、私は最後の違和感に気づいてしまう。そう、彼女には喉仏がついていた。
人間は愚かである。もっと早めに気づくべきであった。ほろ酔いのテンション感は人を狂わせる。ちゃんと顔だけでなくその下も見るべきであった。私は先駆者から何を学んだのか。レディーボーイの見分け方ではなかったのか。しかし、時すでに遅し。私はホテルの前にいるのである。
女の子「どしたの?暑いしはやく入ろうよ」
私「あの、、、」
私の中の天使が囁く。まだ戻れる、と。
私「さっき女の子って言ってただけど、信じられなくてさ」
女の子「はあ?私は正真正銘の女の子!」
私「一応証拠がほしいから、身体検査をさせてほしい」
女の子「なんで?ヤダよ!見たらわかるでしょ!女の子って」
私「証拠がないならホテルには入れない」
女の子「わかったよ、じゃあ好きに触りなよ、私の体を」
私「ありがとう」
私は、「全てが私の思い違いである」そう信じて、彼女の股間に手を伸ばした。
そこには、確かに、竿とタマがついていた。
疑念が確証に変わる瞬間であった。
私「ついてるやんけ!!!ふざけんな!!!」
男女の子「ついてない!」
私「じゃあ見せて証明してよ、嘘つき」
男女の子「こんな場所でできるわけないでしょ、いいからホテルに入るよ!」
私「私は竿がついている人とホテルには入れない。ごめんけど帰ってくれ」
男女の子「ここまできて帰らせるとかありえない!金払えよ!」
私「やだよ、嘘&竿つきに金払いたくないもん」
男女の子「私のこの時間をどうしてくれんの!帰るのにも時間かかるんだよ!?」
私「帰りのタクシー代出すからほんとに帰って(懇願)」
男女の子「チッわかったよ。レディーボーイを受け入れる気がないならバンコクなんか来んなよバーカ」
そんな一悶着を経て、私は再度ナナに舞い戻り、友人と再合流するのであった。
なお、友人はテクニシャンなおばさん女性としっかりと楽しいひと時を過ごしたそうである。
終わりに
タイはいい国です。温かい人が多いし、物価も安いし、何より女の子がかわいいし。自分はタイが好きすぎて去年(2024年)も行きました。
日本の夜遊びに飽きた人。非日常を求める人。10万円あれば交通費込でも十分に楽しめると思うので、タイに行ってみてはどうだろうか?
しかし。
どれだけ酒を飲んでいようが、テンションが高かろうが、「この人はレディーボーイかもしれない」というコトを忘れてはいけません。
かもしれない運転 is 大事。それさえ忘れなければ、楽しいバンコクナイトライフが送れることでしょう。
久しぶり文章を書いたので拙い部分も多かったと思いますが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。